
私自身は昭和43年から経営に携って参りました。その中で学びましたことは、お客様に本当に価値のある建物を提供し続けることが、弊社にとって、地域や社会の発展に資する唯一の道であるということです。
このことは、サブプライムローン問題に端を発する金融危機を目の当たりにしたことで、確信に変わりました。複雑化した過剰なマネーゲームは、世界経済を蝕み、地域や社会、そして私たちの暮らしを疲弊させました。弊社が目指すものはマネーゲームではありません。お客様のニーズは何か、本当に有益なものは何かを見出し、これに“ものづくり”でお応えしていくことです。
有難いことに、弊社の事業は、考え、つくり、それが完成した喜びをお客様と共に分かち合える仕事です。お客様から「サンユー建設鰍ノ頼んで本当に良かった」と仰って頂いたときの喜びは何ものにも代え難いものです。この喜びは、お客様のご期待に応えるという責任感と、お客様に感動を与える仕事がしたいという欲求に繋がります。こうした心情の原点から、私は「知識を蓄えるだけではなく知恵を出しなさい」と社員に言い続けております。
当たり前のことではありますが、このことは価値ある“ものづくり”のために最も重要だと心得ているからです。「知恵を出す」中で初めて仕事が面白くなります。これが社員の熱意、創意の源となります。また「知恵を出す」ことで仕事に付加価値が生まれます。社員一人ひとりがこのことを心に留めて仕事に励んでこそ、お客様に感動を与える仕事ができるのです。
こうした方針のもとに、弊社の事業は、建築、金属加工製品製造といった“ものづくり”から出発しておりますが、地域の皆様と出会い、それぞれの地域に根差した事業と有機的な繋がりを持つなかで、図らずも、不動産業、ホテル・旅館業、福祉事業といった分野との連携、“サンユーグループ”としての広がりを見せております。こうした事業においても、私が社員一人ひとりに求めますのは「知識を蓄えるだけではなく知恵を出しなさい」ということです。
“ものづくり”の精神は、お客様への“サービス”にも通じ、必ず活かされるものと信じております。
お客様から本当に必要とされる企業が、互いに鎬を削る時代を迎えました。利益追求ばかりに偏った企業はお客様の信用を得ることはできません。より良いものを提供し続けるためには、これまで以上の企業間競争も必要です。こうした課題を克服して弊社の糧とすることが、これからの私の使命です。
いまだ経済は迷走を続けておりますが、弊社の耐力を存分に発揮して、堅実な経営を持続して参ります。そして、社員一人ひとりの知恵を結集し、お客様の夢のひとつひとつを実直に完成して参ります。
これからも“サンユー建設”並びに“サンユーグループ”にご期待下さい。




